2011年02月15日

1911年の年賀状・その6

1911 5/12

12枚組の年賀状の5枚目です。
黒っぽく見える富士山は金色で印刷されています。
スキャン画像なので光沢がまったく再現されていません。

画面は冨士、空、たなびく霞、松で大胆に分割されています。
それぞれがくっきりとした単色で塗り分けられており
冨士の金色とあいまって非常に明るく華やかな感じがします。
干支のいのししを黒一色で配置し、冨士の山裾には
その足跡に模して年賀の言葉が書かれています。
単純な構成ですが、版ずれを思わせるような松の緑の配置で
松林に奥行きと動きが感じられます。
はっきりとした原色を組み合わせつつお互いが喧嘩しないように
要所要所に配置した白のバランスの良さも見事です。
また、しっかりと浮きだし加工も施されており見ていて飽きがきません。

それにしてもこの配色。空を横切る三本のラインというのも大胆ですが、
そこにこの赤を持ってくるとは…。真似できません、脱帽。

posted by ゆきこ at 23:13| Comment(156) | TrackBack(0) | 1911年の年賀状